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「奥さんが家で待ってるんでしょ。早く家に帰った方がいいよ。」「大丈夫。今日は残業で遅くなるって言っているから。ところでさぁ穂別いちごって知ってる。」「穂別いちご、知らない。」「ホテル代は別で1万5千円で援交って意味らしいよ。」「穂別いちご初めて聞いた。そんなのがあるんだ。でも今の私たちには関係ないね。」私たちの最初の出会いは会社の上司と部下でした。上司にお小遣いをあげるからをきっかけに援交みたいな関係になりました。しかし、私と男性社員が話しする姿を見たくないと言うことで会社を辞めて今彼が私を養っています。

そんな彼はすごく甘えん坊です。たまには赤ちゃん言葉言ってしまいます。私にはその姿が可愛いと思ってしまいますが、他の人には受け入れないと思うので、奥さんや友達にもこの姿を隠しています。このことを知っているのは私だけです。だから彼が家に来るたび本当の姿を見せてくれます。

「あなたを見ていると、本当に赤ちゃんが欲しいなぁ。でもあなたの子供は持てないよね。」「そうだなぁ。お金を援助するのは出来るけれど認知はできないなぁ。それでもよければ子供は作っていいかな。」子供にとってはとても可哀想なので彼と別れない限りは子供は作れないと思いました。

だけどこの生活ももう長くないと思っています。何故なら彼の奥さんが最近警戒をしているからです。そのせいで彼も頻繁にはこちらに来なくなりました。彼は離婚もしたくても、奥さんが離婚したがらないみたいです。きっとお金を持っているからかなと思っています。
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